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バンクーバー雑感(2)

続きです。長文です。

疑問と不満がいっぱいの記事なので、読みたくない
人はスルーしてください(笑)


さて、フュギュアスケート女子シングル。

キム・ヨナ選手のノーミス演技は素晴らしかったです。
金メダルは納得します。それは認めます。

でも!! あの点数はなんですか!?

素人ながら、これでもワタクシ、フュギュアスケートファン歴、
20年以上(?)です。(いや、もっとかな)

こんなに違和感をおぼえたのは全く初めてで、これほど
哀しみを感じたのも全く初めて。

日本人選手を応援する、という域を超えて、プルシェンコ選手の
意見もふまえて、いろいろ思うことがあるんです。

それから決して、アンチ・キムヨナではありませんし、
浅田真央ちゃんの大ファンという訳でもありません。

それでも、真央ちゃんには同情せざるをませんでした。

昨年の世界選手権で、キムヨナ選手の点数が異常に高いのに
まず驚きました。
でも、その時は今ほど違和感はありませんでした。

今シーズンに入ってから、浅田選手の不振が続きましたが、
それはまだシーズン序盤だからだろうと思ってました。

でも、その頃からキムヨナ選手は、ノーミスならば、どんどん
歴代最高得点を更新し始めます。

ブライアン・オーサーコーチはこう言っています。

「ヨナが完璧な演技をしたら、別次元の点数が出るよ」

それほどヨナ選手の演技は素晴らしいのかと思ってましたが、
それにしても点数の高さは、他の選手(たとえば他の国の選手が
ノーミス演技をした時)と、どう違うのかという疑問がありました。

ソルトレイクオリンピックで、フュギュアスケートは採点疑惑があり、
採点方式が変わりました。
れまでの相対評価・6点満点だったものから、絶対評価・得点加算
方式に変わり、より複雑になりました。

ジャンプの比重に点数が偏りすぎるのを防ぐ為なのかもしれないし、
それに一理はあると思ってます。

ただ、今の採点方式は、難しい技に点数をつけるよりも、
演技そのものの完成度を高めるほうが高い点数が出るようになり、
大技に挑戦するよりも、無難にまとまて完成度を高めたほうが
得点が出るようになっています。

その為、プルシェンコ選手が主張するように、男子の場合は
「4回転を跳べない者が王者になるのはおかしい」という議論が
出てきました。

これ、パッと聞いたら負け惜しみのように聞こえますが、
女子に置き換えても言えることだと思いました。

トリプルアクセルのような大技を決めるよりも、トリプル+トリプル
を跳んだほうが基礎点が高くなっています。

安藤美姫ちゃんが4回転を跳んでも、必ず回転不足を取られる
ので、今は跳ばなくなってしまいました。

それから、安藤選手の持ち技として、一番得点の出る
3ルッツ+3ループジャンプには、必ずといっていいほど
3ループに回転不足が取られています。

それに対して、キムヨナ選手の3ルッツ+3トウループには
回転不足はほとんど取られてません。

トウループジャンプには回転不足が取られにくくなってます。
それに加えて、「加点」というものがあり、キムヨナ選手の「加点」
合計は、男子選手並みかそれ以上のものらしいです。

ちなみに今回のキムヨナ選手の加点は、男子のトップ選手の
加点よりも大きい17点以上(男子の金メダリスト、
ライサチェク選手9点台)とのこと。

キムヨナ選手のノーミス演技と、同レベル技術にある他の選手の
ノーミス演技との加点の差は、これほどまでのものでしょうか?

私は、これまでは、こういった議論は、あまり好きでは
ありませんでした。しかし、今回のオリンピックを見る限り、
もう異常としか思えない得点の暴騰ぶりに書かずには
いられない思いなんです。

その根拠に多くの元選手も指摘しています。

女子ショートプログラム(SP)で、浅田選手がトリプルアクセルを
オリンピック史上SPでは初めて決め、ほぼノーミス演技の演技
でした。

その次に跳んだキム選手も、ほぼノーミス。しかし、得点は
浅田選手の73点台に対して、キム選手は78点台。
4点あまりの差となったことに、トリノ五輪銀メダリストの
サーシャ・コーエンも疑問の声を上げています。
元世界チャンピョンのエルビス・ストイコは、プルシェンコ
選手の意見に同調すると共に、今回の女子SPにも

「なぜ難しい技をしているマオよりも、ヨナのほうが4点以上も
上なんだ?」と疑問視し、キャンディロロ元選手も同じコメント
を残しています。

浅田真央ちゃんは、ヨナ選手に勝つ為に、グランプリシリーズ
以後、果敢に難しい演技に挑戦し、トリプルアクセルを跳び続け、
けなげにも、「いつも10点以上離されていたので、4点の差で
良かった」と話していました。

そして、臨んだフリー演技。

安藤美姫選手は、SPで回転不足を取られた為、冒頭のトリプルー
トリプルを、トリプルーダブルにする安全策をとらざるをませんでした。
それも疑問です。
安藤選手とトップ3につけた選手の点数が6点も開いていたのも。
それに対して、安藤選手からSP11位の鈴木明子選手までの
得点差は、なんと3点。

鈴木選手は、得意のフリーで挽回して最終的に8位入賞でした。
これは、素晴らしかったと思います。

最終グループ、浅田選手よりも先に滑ったのは、キムヨナ選手。
ノーミスだったとはいえ、フリーの点数は、150.50。

ちなみに、ほとんど演技内容は変わらないのに、同じノーミス演技
だったフランス杯では、確かフリー得点は130点台だったと
思います。

いったい、その差は何でしょう? なぜ、フランス杯と
0点以上もの差がつくのでしょう?

浅田真央ちゃんは、後半に少しミスがあったとはいえ、オリンピック
では初めて、トリプルアクセルを2回クリーンに跳び、伊藤みどりさん
以来の快挙を成し遂げました。

浅田選手の得点は、ミスがあったものの130点台を出し、それには
不満はありません。

つまり、二人の差がもう少し拮抗していれば、こんな疑問は
出てないということです。

男子を含め、大技へのジャッジの評価が低いこと、
女子はキム・ヨナ選手がこれほどの得点を獲得する演技
とは、いったいどういうものなのか、ジャッジに説明してほしい、
と思うのは、私だけではないはずです。

掲示板などでは4位の長州未来選手とキム・ヨナ選手との差は
どこにあるの?との意見も出てました。

何らかの不正があったとは考えたくないですが、
勘ぐってしまうのも、しかたないとは言えなくいでしょうかねぇ。

実際、mixiでは、もっと白熱した議論が続いてます。
今回も採点疑惑があるのではないか、また、キム・ヨナ選手の
コーチ、オーサー氏は、カナダ人であること、ジャッジとの癒着が
あったなんて話も飛び出してますが、ただ単に一笑に付す話題
とは思えないのが悲しいところです。

ま、とりあえずは、得点の差は非常に疑問・不満ですが、
キム・ヨナ選手、金メダルおめでとうと言っておきましょうか。

そして、浅田真央ちゃん、本当によくがんばった、
4年前、トリノに年齢制限で出られなくても、
今シリーズ、不振に陥っても言い訳ひとつせず、
ひたすら金メダルを目指してあの難しいプログラムに
挑んだ姿勢を私たちは忘れません。

伊藤みどりさんの時にも思いましたが、この銀メダルは、
金メダル以上の価値があると思います。

安藤美姫ちゃん、いろんな辛いことや怪我を乗り越えて、
みごと5位入賞、おめでとう。立派でした。

鈴木明子ちゃん、病気を乗り越えて、本人も言っていたように、
カムバックした時は、五輪に出られるなんて思ってなかった、
それを克服して入賞。おめでとう。

最後にジョアニー・ロシェット選手も、お母さんの死を直前に
知っての涙の五輪でしたが、銅メダルはすごいと思いました。

最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。

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コメント

mixi、眠りんさんのマイミクで日記からとんできました。

私もフィギュアスケートテレビ観戦歴長いんですが、今回の点数には納得いってません。
まぁ、キムヨナはフリーについては完璧だったと思いますが。金をとらないと韓国へ帰国は無理だったかもと思うとよかったねって言いたいけれど、点数に関しては釈然としませんね。スポーツは結果がすべてですが。。。

ぽぽっとツイてるさん、いらっしゃいませ~!

そうですよね。
点数については釈然としないまま
後味が悪いまま終わってしまいました。
今のジャッジシステムでは真央ちゃんが完璧でも、
ヨナには勝てなかったみたいな話です。

審判が匿名なのも不透明だし。
でも、今回のことで意見もいろいろあったらしく、
難易度の高いジャンプに有利になるように改善されるとかの
ニュースも出てきてるようです。

いろいろと言いたいことはありますが・・・

もっと純粋にフュギュアを楽しみたいですよね。

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